中国河北省青龍県産の栗です。
主に万里の長城付近、燕山山脈の広大な栗林で採れたもので、現地から直接買い付けています
いわゆる天津甘栗とは焼き甘栗を指します。かつては、その原料となる栗のほとんどが天津港から出荷されていたことに由来します。
中国栗にも多くの種類があり、その中で最も焼き栗に適しているのが中国北方、万里の長城付近の燕山山脈で採れる栗で、本来は燕山山脈産の栗だけが「天津甘栗」を名乗る資格をもっています。
日本栗も中国栗も数ある栗の中のひとつです。成分に大きな違いはありませんがその割合によって性格が変わってきます。用途・性質に応じて栗も使い分けられます。日本栗は甘さが少なく味付けが必要で、皮むけも非常に悪いので焼き栗には不向きです。そのため天津甘栗は、世界の珍菓のひとつに数えられています。
当店は焼きたてを販売していますが、3日位を目途にお召し上がりください。時間の経過とともに風味、水分が逃げてしまいます。残される時は、早めに冷凍していただくと長持ちします。
冷凍した甘栗は30分程自然解凍をして、それからオーブンなどで少し温めてお召し上がりくださっても結構です。おすすめは紙袋(封筒でも十分)に入れて、5~10秒電子レンジでチンです。
甘栗の皮むけが悪くなる主な原因は、フェノールと湿気です。
フェノールとは栗に含まれる成分のひとつで、果肉と渋皮の間で糊のように働き、皮むけを悪くします。
特に雨天のような湿度の高い日には湿気がフェノールを助けるのでむけが悪くなります。そこで、フライパンで乾煎り、もしくはオーブンで加熱していただくと、湿気が飛び、皮むけが良くなります。ただし、加熱し過ぎると栗が破裂する恐れがありますのでご注意ください。
栗は年に一度、秋にしか収穫できません。
収穫後は冷蔵庫で氷温保管します。そこででんぷん質がじっくりと糖度に変わっていきます。そのため栗の味は11~1月位にピークを迎えます。一番味が良いのは、寒い時期ということになります。しかし、当店はその時期に適した最も良い栗を販売するよう工夫しており、保管技術も発達しているので極端な違いはでません。
当店は焼きたての甘栗を製造直売しています。時間が経ち、固くなってしまう前に召し上がっていただくのが最良です。
残念ながら固くなってしまった場合は、まず栗をむき集めます。お皿に少し水を入れ、ラップを掛けてレンジで3分位温めます。
これはお客様から教えていただいた方法ですが柔らかさ・味がかなり回復します。是非お試しください。
焼きあがった栗の色と味には、直接の関係はありません。
栗は焼くだけでは破裂してしまいます。そこで水アメをかけてやります。水アメの水分によって栗は蒸し焼きのような状態になり、糖分が表皮(鬼皮)に付着し、粘りによって弾力を与えて破裂するのを抑えます。その糖分が中身に浸透することはありません。
焼けたばかりの熱い栗を密閉してしまうと容器の中で蒸れて、皮むけが悪くなり、表面がベトベトになってしまうのです。手は汚れ、皮をむくのも一苦労です。そのためできるだけ冷ました状態でお出ししています。
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